スペシャルインタビュー3

一昨年より、去年。 去年より今年 進化し続けるために、今、やるべきこと

1年目に新人王をいただき、入団以来、3年連続で二桁勝利を達成。昨シーズンはパ・リーグ最優秀防御率のタイトルも獲得しました。1年目より2年目、2年目より3年目と、今後も進化を重ねていきたいと思い、いまも、良いものは積極的にトレーニングへ取り入れるようにしています。
トレーニングの内容も見直していて、去年はウエイトトレーニングをほとんどやらず、ほぼコンディショニングだけだったんです。でも、これからも長く投手として活躍するには、コンディショニングだけでは足りないということがなんとなくわかってきたので、今年はもっとウエイトの比率を増やしたいと考えています。バランス系のトレーニングも増やしながら、もっとウエイトトレーニングに力を入れて、自分を肉体的にも、またメンタル的にも、根本からしっかり鍛えていきたいですね。
今年はもう一段レベルアップして、自分を大きく成長させる一年間にしたい。そのためにも、良いと思うことを積極的に取り入れて結果を信じ、頑張りたいと思っています。

自分で自分を追い込んでこそ、成長する

そう考える大きなきっかけになったのは、去年の秋、WBCの強化合宿に参加したこと。周りの投手と話をするうち、みんな、もっとウエイトトレーニングに力を入れていて、試合の2、3日前まで自分を必死で追い込んでいると知り、僕ももっとやらなければと気づいたんです。
正直なところ、僕は去年、自分のピッチングに限界を感じていました。成績だけみると充実した一年間だったけれど、このままでは息の長い投手にはなれない、もっと成長しなければという思いをこれまで以上に強く感じたシーズンでした。
コンディショニングのトレーニングだけ続けていたのでは、よくて2~3年もつだけだ、ウエイトトレーニングでもっと自分を追い込み、自分の殻を破らなければならないと、つくづく実感したんです。
そのためにウエイトトレーニングの比率も増やしたいし、ヨガやピラティスもこれまでより積極的に行って、芯から体幹を鍛えよう、と。やりたいことがたくさんあるので、いまは、なにから手をつけるべきか、優先順位を考えているところです。

スケールの違いを実感したWBC 「怖い」という気持ちさえ、感じた

2017年、春に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。僕にとって、この WBCに出場できたことが大きな分岐点になったことは確かです。
とにかく、海外と日本では野球そのものが違うんです。日本は選手一人一人が小粒で、チームが一丸となって戦う感じ。でも海外のチームは個々の力が際立っていて、一人一人が戦っています。
結局、最後にはちからの差がものをいうのだということをひしひしと感じました。
登板したオランダ戦では、打順の1番から6番くらいまで、全員メジャーで活躍しているバッターだったこともあり、相手の迫力に圧倒されてしまった部分もあるのかもしれません。
無意識のうちに受け身になってしまい、気持ちの部分で攻めきれなかった。日本の試合では緊張を感じることはほとんどないのに、WBCでは「怖い」という気持ちさえありました。
僕自身、これまでの野球人生の中で、アジア大会に出場したことはあっても、世界の強豪が集まる舞台で投げたことはありませんでした。
日本チームが得点した後に失点してしまうなど、必ずしも満足のいく結果ではなかったけれど、この経験を今後にどう生かしていくか。その価値は、今シーズンの成績で問われるのではないかと思っています。

1日2~3本のロスバッハーは 日常生活のルーティン

今年は体そのものも進化させたいと思っていて、普段から食べ物にも気をつけています。油ものを控えめにしたり、ビタミンやミネラル、アミノ酸系のサプリメントを活用したり…。
その中でも僕にとって、ロスバッハーは手放せない存在ですね。僕は毎晩、1時間くらい入浴するのですが、浴槽の中でもいつもロスバッハーを飲んでいます。
炭酸水には疲労物質を取り除いたり、食欲を増進させたりするほか、怪我予防などの効果もあるため、今年から巨人軍が炭酸水の摂取を提言するようになったと、ニュースで知りました。
僕は昔から炭酸水を愛用していて、これまでいろいろなブランドを試しましたが、とにかく、飲みやすさではロスバッハーが一番。もともと硬水が好きだということもあるのかもしれませんが、ロスバッハーには硬水独特の癖もありませんし、体に必要なミネラル成分をたくさん含んでいるので、練習の終わりや入浴中など、毎日2~3本は飲んでいます。
おいしくて、しかもカラダに良い。これからも間違いなく、ロスバッハーは大切な相棒ですね。

自己評価100点の試合を達成したら 野球人生、辞めてもいい

入団以来続けているルーティンもあれば、新しく取り入れた試みもあります。
僕の中で、「続けるもの」「捨てるもの」の境目はそれほど厳格じゃなくて、なにかを試してみて「これは違うな」と思ったら辞めるだけ。ほかの人から指示されて辞めるのなら違うかもしれないけれど、自分の意志で取り入れたり、辞めたりするので、そこにはまったく後悔はありません。
トレーナーさんやチームのメンバーから新しい情報を仕入れて、「おもしろそうだ」と思ったら、ただ、やるだけ。毎日、同じことを漫然と続けていても楽しくないじゃないですか。
プロ野球選手になって、今年で4年目。正直言って、これまで100点だと胸を張って言えるような試合はひとつもありません。
僕にとって100点を与えられる試合とは、すべての球が狙ったところへ寸分違わずに行くもので、90点くらいの試合ならいくつか思い当たるものもありますが、100点をつけられるようなものはないんです。自己評価が厳しいと言われたら確かにそうかもしれませんが、「100点だ」と胸を張る試合ができたら、僕はそこで野球人生を終えてもいいとさえ思っています。
だから一生、100点と言えるような試合は達成できないかもしれませんが、少しでもそこに近づけるべく、これからも自分を進化させていきたいですね。
コントロール、球のキレ、変化球。どれをとっても、まだ自分の満足いくものにはほど遠い。これをどう理想に近づけ、自分をレベルアップさせていくか。次のステージへ上がるために、1シーズンじっくりかけて自分を追い込んでいきたいですね。

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