スペシャルインタビュー プロ野球新人王、石川歩投手

ヨガやストレッチで柔らかくなったけど、まだまだ細いので、しっかりカラダをつくっていきたい。

去年は新人王獲らせていただいたんですけど、自分としてはすごく課題が多く見つかったシーズンでした。ちょっとくやしいシーズンでした。
石垣島(でのキャンプ)は野球のできる環境が整っているので、すごいやりやすいです。調子はいいです。オフにやって来たことがそのまま出せてると思います。ウエイトトレーニングで体重を増やして安定感を出せるようにやってきて、あとピラティスとヨガで体幹を意識してやってきて、その成果がすごく出てると思います。ピラティスとヨガはカラダが柔らかくなってケガの防止にもなるし、ずっとやりたかったんです。

プロになってストレッチを続けているうちにカラダが柔らかくなったかなと思ってたんですけど、ヨガをやったらぜんぜん硬かったですし、自分の弱いところもすごくわかって、そこを自分でも重点的にストレッチするようになりました。ヨガをやったあとは汗も出ていいですし、カラダもすごく柔らかくなって、つぎの日結構違いますね。これからヨガとかウエイトとかも、しっかりできるようになっていきたいと思いました。

オフシーズンは、カラダのケアが中心です。あまり自分がトレーニング上手いほうじゃないのでトレーナーさんにアドバイスしてもらって、体幹を意識してやってます。やっぱりまだまだカラダが細いので。去年1年間で痛感したんですけど、毎試合しんどいですし、1年間やるのはもっとしんどい。やっぱりカラダからつくっていかないとなって思ってます。僕は痩せるほうが簡単で太るほうが難しいので大変です。12月、1月は、つねに満腹状態でした。食べてウエイトしてで、12月はほぼ野球はやってなかったです。キャンプ中は1週間に2回筋トレを入れるようにしています。

社会人野球のとき「なんでもやってみよう」と炭酸水を飲み始めた。

飲み物は、練習中はなるべく吸収のいいものを選んでます。水じゃなくてアミノ酸とかが含まれてるのを飲んで、炭酸水は寝る前とか運動してないときに飲むのを心がけてます。社会人野球3年目の「この年ダメだったら」っていう年に、コンディショニングが大事だなと思って。僕はいろいろ試したい人なので、疲れが取れるらしいというのをネットで知って、なんでもやってみようと炭酸水も続けて飲むようになった感じです。

僕はゲン担ぎがいっぱいありすぎて、ふだん無意識でやってるので試合の時じゃないとわからないんですけど、でも試合前日にストレッチしながら炭酸水を1本飲むのは社会人のときからずっとやってます。ロスバッハーは、すごく飲みやすいです。僕は疲れの取れ方がぜんぜん違うってのは実感します。つぎの日が調子いい。寝起きがスッと起きれるかなと思います。そういうのもあって炭酸水飲みだしたので、結構違いますね僕は。

とにかく、すべてのバランスを意識してます。

ピッチングのときは常にバランスを意識してます。下半身と上半身とか、立った時のバランスもですし、投げ終わったあとのバランスも意識してます。とにかくすべてのバランスですね。強さとしなやかさですか?そのバランスは結構まだわかってないというか、難しいと思うんですけどそこを今探してる状態だと思います。柔らかさもすごい大事だっていうのはずっと思ってて、でもその中に強さがあればもっといいなってのはすごく思います。

繊細さと大胆さは時と場合によって必要で、試合が始まったときは繊細にいって乗ってきたら大胆にいって、それでピンチになったらまた繊細にみたいな。それもまた難しいなと思いますね。やっぱりチームのエース級の先輩はみんなギアの上げどころというか、大胆にいくとこもあり慎重に攻めるとこもあってというのが上手いなと思います。

試合と試合以外のオンオフのバランスは、気を抜きすぎず適度に遊ぶことを心がけてます。ボクはオンオフの切り替えが苦手なほうなので、できるだけ抜かないようにしてます。

調子の悪いときでも、念入りな準備をして結果を出す。

子どもの頃、プロ野球選手は豪快なイメージだったんですけど、今の自分はぜんぜん豪快じゃなくて常に不安があって、なんて言うんですかね、常にいろいろ準備してるので、子どもの頃のプロ野球選手に持ってたイメージとはぜんぜん違いますね。準備を念入りにするようになったのは、社会人2年目、3年目くらいからです。自分の調子が悪いままやってても結果が出なかったので、毎日どんな状況でもストレッチとかケアとかやればある程度のとこには行くのかなと考えて。毎回結果を出せないとプロには行けないと思って、それから結構準備を大事にするようになりました。
(プロ野球選手を目指す)子どもたちへのアドバイスは、ストレッチですかね。僕もほんとにもっと早くやっとけばよかったと思うので。カラダが硬くなったら大変なので、小さいうちからやったほうがいいかなと思います。それから食べ物。僕は若い頃、気をつかってなかったので、もっと早くから気をつかっておけばと思いました。僕はただ漠然とプロ野球選手になりたいと思ってたので。

僕が小さい頃は野球選手とふれあう機会がなかったですし、僕は富山出身なのでそういう場をつくりたいし、地元から野球選手が出て欲しいです。ただ、華やかな世界ですし、日本では野球が盛んなのでみんなから注目されますし、大変な部分もあるとは思います。

去年は安定感がなかったので、安定感を増してチームに貢献できるようにしたい。

今シーズンは、去年の良いときをずっと続けられるようにまずはやっていきたいと思います。いい状態でやっていれば、もう一段ステップアップできると思いますし、去年は良い悪いを繰り返して結局ゼロみたいな感じだったので、常に良いところにあれば新しい発見もあってステップアップできるんじゃないかと思います。

課題は、いっぱいあります。一番はランナーが出てからの投球です。僕は相手の打者を分析するというよりは、自分のボールを投げればいいというタイプ。自分のフォームで自分のボールを投げれば抑えられるだろうっていう考えです。テクニックというか、フォームが良ければいいところに行くっていう考えなので。逆に腕とかには力が入らないくらいの感じでいかないとダメだと思います。腕はすぐ力が入っちゃうので、できるだけ力を抜いて投げてちょうどいいぐらいだと思います。

腕はムチのようにというか、表現がむずかしいんですけど全身にギブスはめてる感じで投げたいです。なんていうんですか、ゆっくりな動きで投げたい。説明が難しいですね。自分の感覚なんですけど、常にゆっくりの動作で最後まで投げたいです。それくらい力のロスをなくして投げたいという意味です。ひとつひとつ正確にゆっくりやるイメージです。

2年目のジンクスとか先発ローテンションとか、あまり意識してなくて。去年、課題が出たのでそれを克服するためにというか。自分にできることは自分のフォームで自分のボールを投げることしかできないので、毎試合、毎球、確率良く投げていくこと、それに集中してやっていきたいです。今シーズンも、そのままの僕を見てほしいとは思います。飾らなくいきたいです。

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